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北方島文化研究会のブログです。当会は、「アイヌ文化の源流とその形成および成立過程」について、多くの分野から研究を進めることを目的としています。まずは、気軽にご参加ください。

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特別シンポジウム> AOTORA=アオトラ石の不思議-そのII [イベント]

シシリムカ文化大学 平成27年度第3回講座<特別シンポジウム>

AOTORA=アオトラ石の不思議-そのII

 シシリムカ文化大学講座は今回、アオトラ石についての特別シンポジウムとして開催します。今年3月に<AOTORA=アオトラ石の不思議>をテーマに講座を実施しましたが、そのパートⅡ、拡充版として企画しました。

 沙流川筋では銘石・観賞石として、なじみの深いアオトラ石です。それに加えて、縄文時代は石斧(せきふ・いしおの)の主要な素材だったり(たとえば青森県三内丸山遺跡)、あるいは日高山脈が形成される過程を解き明かす重要な手がかりの一つだったり、といったことが専門的な研究によって明らかになってきました。<AOTORA>と表示して世界に誇るべき貴重な文化資源だと言えるのではないか、しっかり注目していくべき、その保全・活用ついても腰をすえて検討し実行していくべき、というのが前回講座で参加者が理解・実感したことでした。

このような経緯をふまえて、今回の特別シンポジウムでは、さまざまな分野から最新の知見をご紹介いただいたり、新たな見方や価値について提起していただいたり、アオトラに対する熱い想いを語っていただいたりを通じて、今後の取組(仮称「AOTORAプロジェクト」)の方向性を定めていく機会としたいと考えています。

日時 2015年12月19日(土) 10時〜17時

会場 沙流川歴史館レクチャーホール(北海道沙流郡平取町二風谷227-2)

主催 平取町

協力 平取町アイヌ文化振興推進協議会
    平取町教育委員会
    平取町地域活性化協議会
    北海道大学アイヌ・先住民研究センター

内容 ◆討 議-Ⅰ <岩石・地質についての調査研究から>
          ○前川寛和(大阪府立大学)《AOTORAの不思議に科学で挑む》
          ○合地信生(知床博物館学)《アオトラ石から読む日高山脈・沙流川水系の地史》
    ◆討 議-Ⅱ <石器・遺跡についての調査研究から> 
          ○森岡健治(沙流川歴史館)《AOTORAブランド石器はどこまで「流通」したか》
          ○斎藤 岳(青森県埋蔵文化財調査センター)《三内丸山遺跡におけるAOTORAブランド石器群》
    ◆討 議-Ⅲ <ヒト・文化についての調査研究から>
          ○篠田謙一(国立科学博物館] 《アオトラ石器を作り使ったヒトたちをDNAでさぐれるか》
          ○大塚和義(大阪学院大学)《地域・民族の文化資源としてのアオトラ-過去・現在・未来-》
    ◆質疑・意見交換  受講者 ・どなたでも受講できます。 *学生・高校生等も参加可能       ・平取町外からも歓迎します 参加方法 当日受付 *事前登録・申込は不要 受講料  無料 問い合わせ 平取町アイヌ施策推進課(役場)          TEL= 01457-2-2341          平取町アイヌ文化保全対策室(アイヌ文化情報センター内)          TEL= 01457-4-6011
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